株式会社セピオジャパン
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窯で焼く竹炭の製造工程(その2)

燻煙熱処理

こうして窯つくりが終われば、いよいよ火をつけます。竹には、まだ水分が含まれていますので、少しずつ蒸発させるために、3~5日かけてじっくりと燻し(いぶし)ます。

窯の温度が上昇すると、最初のうちは水分を多く含む白い煙が立ちのぼりますが、のちに煙は青白くなります。

燻煙熱処理中の窯

薪置き場

薪のストック量も、かなりあります。

薪置き場

竹酢液の採取

竹酢液はこの青白い煙の段階で採取します。煙は屋外に長いパイプを通って出され、パイプの自然冷却過程で液体化し竹酢液が採取されます。採取された竹酢液は、タール分などの不純物が含まれていますので、それらを取り除くために冷暗所で1年以上保管されます。

竹酢液の採取時期は青白い煙で判断します。

開閉窓から中を見る

燻煙熱処理中に特別に窓を開けてもらいました。竹の表面が燻されているのが確認できます。

燻煙処理中に窓を開ける。

窯の中は、酸素が少ない状態になっていますので、窓を開けたとたんに、みるみる炎があがり始めました。

一瞬で炎が上がり始める様子。

火入れ(乾燥期)

火入れといっても火を付けるのではなく、自然に炭材の熱分解が始まることを指します。この状態(炭化)に入ると、分解熱で薪を入れる必要はなくなります。竹が完全乾燥しきった後(絶乾状態)から、有機物が炭素化し、炭としての規則正しい構造が出来始めます。

乾燥期には薪は必要ない。

定温加熱

自然炭化が始まると、窯内の温度を60~70時間一定に保つように調節します。サーモセンサーを取り付けており、チャート紙に温度を記録しながら製造管理をしています。火入れ後の窯内温度が安定するまでは目が離せず、徹夜での作業もしばしばあるそうです。

サーモセンサーで温度管理を行う。

昇温加熱(精錬)

窯口の中央よりやや下に、小さな四角い空気調整口があります。写真のタイルは、この調整口に数枚積み重ね、窯に取り込む空気の量を微妙に調整するために使います。このタイル一枚違うだけで、炭の仕上がりが大きく変わるそうで、まさに職人技です。

空気量調整のタイル

※精錬(せいれん)とは

窯内に空気を一気に送り込んで温度をあげ、不純物を炭化させてしまう工程のことです。炭の純度に大きく影響します。最終の精錬時には窯内温度は一気に上昇し、900度近くになります。

冷却、窯出し、清掃

いよいよ取出しです。窯が冷えるまで3~4日もかかるとのことです。それでも窯内部表面は90度近くあり、その中で搬出作業を行います。

窯出し作業

加工と検査、竹炭の利用法

製品にするために切断や粉砕をします。仕上がりひとつひとつにチェックをし、長い長い工程を経て、ようやくお客様の元へお届けすることができます。

竹炭完成品一覧

※竹炭の用途

  • 板状:炊飯や飲料水用、冷蔵庫
  • 粒状:湿気対策用マット、畳などに応用
  • 粉状:工業用途として
  • 原形:観賞用、贈答品用として

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