木質ペレットは炭化させて、脱臭用途に利用することができます。原料のペレットは大阪府高槻市にある大阪府森林組合から購入したものを使用しています。約600度の温度で焼成されており、炭化すると体積が30%程度まで収縮します。
※ペレットの炭化前と炭化後の比較画像
炭化した木質ペレットには脱臭能力があり、自社テスト結果ですが、アンモニアの脱臭を参考として以下に記載します。
○木質ペレットのアンモニア脱臭試験結果
試料には木質ペレット(炭化後)60gを使用する。
容量13リットルのガラス製デシケーターにアンモニアガスを封入し、初期濃度を測定する。試料のペレットをデシケーター内に静置し、 経過時間と容器内濃度を測定し、脱臭力を確認する。
木質ペレットを作る前工程の微粉砕したおが屑を利用し、普通ごみに捨てることが出来る吸着剤を作ることが出来ました。最近では、環境規制等で室内の化学物質規制が強化され、ホルムアルデヒド対策が急がれています。安価で製品の製造~廃棄に至るまでの環境負荷を抑える配慮をした、無駄のない吸着剤です。
(特 徴)
・再生封筒に詰め、ホルマリン保管庫や発生源の近くに置いておくだけで、ホルマリンを吸着する効果があります。
・ホルマリンをふき取ったペーパーなどの発生源をビニール袋に入れ、オガ屑から出来ていますので、これを吸着剤としてふりかけて、ビニールの口を硬く結んで置きますと、廃棄まで、ゴミ箱からのホルムアルデヒドの再放出を抑えることが出ます。効果は、ホルムアルデヒドの濃度によりますが、木質ペレットは、セルロースから出来ていますので、この吸着剤は非常に有効です。これらいずれの使用方法でも、廃棄に伴う環境負荷がやさしい点がポイントです。
※木質ペレットとおがくず
○オガ屑のホルムアルデヒド脱臭試験結果
試料は特殊オガ屑25gで試験。
13リットルデシケーター内にホルムアルデヒドを注入し、初期濃度を測定後、オガ屑を静かに投入する。濃度の経時変化を検知管にて測定。